その舵取り一つで、経営が左右されることになるからです。経営者の力量によって会社の命運が決まってしまうといっても過言ではないでしょう。
そういう意味で経営者の交代というのは、企業の将来方向を決めることでもあるといえるのではないでしょうか。
積極的に打って出る経営者か、守りの徹する経営者か、それによって経営自体が大きく変わるということになります。
そういうふうに考えると、日本企業全体の傾向も経営者交代に現れるといってもいいかもしれません。
日本経済新聞社の調査によると、今年上半期の社長交代では、若返りに歯止めがかかっているということです。
昨年来の急激な景気悪化で、会社の建て直しを迫られているところも多く、経験豊富な人を経営者に選ぶ傾向が出ているということです。
それによると、社長が交代した会社は780社あり、新社長の平均年齢は56.3歳となっています。
うち、40歳代以下は2.2ポイント減少し、12.7%にとどまったようです。また、最も多い50歳代も44.4%で1.9ポイントの減少となっています。
やはり、難局での舵取りはベテランでなければ務まらないということかもしれません。

