2013年04月16日

景気が悪いときに入社した方が昇進確率が高く賃金も高くなる傾向

独立行政法人経済産業研究所(RIETI)が、1991年から2010年にかけての企業内人事データを使って、同期入社の社員数が昇進と賃金に与える影響について調査を行っています。

従来から、景気の悪い時期に学校を卒業した労働者はその後長期にわたって低賃金となり、就業機会に恵まれない傾向があるといわれてきているところです。

これは、キャリアの発展があるような仕事のほうが需要感応的で、不景気の時期にはその数が減るからだという説明がなされています。

しかし、同じ企業の中の仕事の種類が好景気の時期と不景気の時期で異なるために発生する差異なのか、キャリアの伸びが期待できるような仕事を多く持った企業が不景気の時には求人をしないためなのか、は明確ではありませんでした。

一方で、特定の企業に不景気の期間に入社した社員は、同期入社の人数が少なく昇進確率が高くなる可能性があり、キャリア発展のある仕事に配属されず昇進確率が下がるという可能性もあります。

これについて検証を行ったということです。

それによると、労働市場への大きな負のショックは賃金や雇用の平均的な減少をもたらすのみならず、仕事を探すことができた幸運な労働者の昇進・昇給確率の向上をももたらしているのだそうです。

これは、キャリアの初期の段階においては同期入社のグループが社内トーナメントを行うにあたって重要な比較対象群となっていることを意味しているようです。

最近は、日本型雇用慣行の重要性の低下が指摘されていますが、大企業に勤める大卒ホワイトカラーの中では引き続き社内中央で管理されたキャリア形成が重要な役割を果たしているのではないかと指摘しています。

posted by 人事診断士 at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 人事全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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