それによって女性が果たすべき役割も重くなってゆくのではないかと思われます。
すでに、大企業の中には女性の登用を積極的に行っているところもあります。それだけ女性は期待されているということでもあります。
もっとも、そのためには女性がその気になることも必要ですが、男性と比較すると組織運営への関心は低いというのが実情かもしれません。
労働政策研究・研修機構の調査によると、従業員300人以上の企業の社員のうち課長職以上の役職への昇進を望むものは1割にとどまっています。
男性では6割ありますので、これと比較すると意識の差には大きな隔たりがあるといっていいでしょう。
その要因で一番大きいいのは、「家庭と仕事の両立が困難」というものです。これに続くのが「責任が重くなる」となっています。
また「周りに同性の管理職がいない」という理由も24%あります。
やはり、女性の場合にはわーく・ライフ・バランスが最も大きな課題ということになるのでしょう。
それが可能な環境になれば、女性の活躍の場はもっと広がるということではないでしょうか。
最近は大企業においてワーク・ライフ・バランスの環境が整いつつありますが、中小企業ではまだまだというのが実情でしょう。
労働力確保という意味でも、女性が働きやすい環境整備が求められているといえるでしょう。